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楽しかったCoCシナリオを書き残しておこうの会1

楽しかったシナリオを大体KP目線でいくつか書き残しておこうの回その1。

基本対面のセッションで身内のみでやってます。公式シナリオが比較的好きです。

ネタバレなどは気にしていませんので注意。

 

 

今日のシナリオ

 

 

 

「まれびとの島」

 

あらすじ

古い友人から手紙を受け取った探索者。彼は今、九州の離れ小島で生活しているらしい。遊びに来ないかという誘いにのって島に向かうと、優しく素朴な村人たち、美しい女性、愛らしい少女が探索者を迎えてくれた。むせかえるような夏の暑さ、それを癒す海の風、日本の古き良き形を保つこの島で探索者たちを待ち受けるものとは?

 

 

感想

KPで何度か回させてもらっていますが、安定感がすごいシナリオ。結構長いのですが道筋がしっかりしているのでKPとしての話回しは楽でした。謎の島をめぐって、島の秘密を暴くけど、暴いたところで結構どうしようもないことが多いところとか、ラストが派手なところが好きです。ただキャラクターが多い上に微妙な演じ分けがあるので大変かも。まあ多いといえどメインは三人くらいなので、話が動き始めたらあとは楽なイメージ。

難しかったところはNPC、特に理枝子が怪しくならないようにするのがかなり大変でした。足が切られている友人と一緒にいる時点でもうあからさまに怪しいのでPLたちが出会った瞬間から疑ってかかってしまいシナリオで想定されているっぽい、美女に惑わされる展開はほぼ無理でした。白江もあんまり皆疑ってくれず。シナリオとして誰を信じるか?も結構重要な要素っぽいのですが大体みんな同じ感じで、普通に白江を信じて井戸に向かってくれましたね。この辺は反省点なのかなと思っています。

あと二番目に回したときのメンバーがハマ婆ちゃんに愛着を持ってくれて、最後に一緒に飛び降りようとしてくれたりして、そこからの踊るエンドは結構感動があったので、それ以降ハマ婆ちゃんのロールは気をつけてやっています。

最初の何気ない一幕がラストに響いてきて意味が分かる流れ大好きマンなので、ハマ婆の踊りは絶対描写したいのですが、あるメンバーは全員金づち設定だったため海に行かずラストで島の山に向かって逃げてしまい全滅エンド(全員大爆笑でした)だったので躍らせられなくて残念でした。

 

 

「山猫館」

 

あらすじ

友人に親戚の家に遊びに行かないかと誘われた探索者一行。なんの疑いもなく向かった先はバスが一日一、二回しか走らない山奥深く。そこには大きな屋敷が存在していた。その名も山猫館。大きな口を開けたその屋敷に招かれた探索者を待ち受けるものとは?

 

 

感想

ミステリーっぽく犯人捜し要素がある割に短時間で終わり、空いた時間に簡単にできるのが嬉しいシナリオ。それなのに結構NPCが死んだり死ななかったりするのでやっていて毎回オチは同じだけど行くまでのルートや思考がそれぞれで変わるのがKP的にも楽しいです。これもNPCが多いのですが、誰を疑うかはまれびとより結構はっきり分かれてくれるので、そこも楽しいですね。NPCの警察がお助けキャラなのですが、最初にやった卓メンバーは彼を気に入ってしまい、危ないから置いていきますってやって戦闘突入→全滅しかけたので登場させるという流れになったのですが、ダイスが良すぎてあまりにも無双してしまい、その後その卓はピンチになるたびに彼に助けを求めるようになりました。毎度ウケてます。

私はシナリオでPCが仲良くなったNPCを他シナリオで名前だけでも出してきたりするのが大好きマンです。

 

 

 

 

「イエロウ・ウインド」

 

あらすじ

動画配信の生放送に呼ばれた探索者たちは小型スタジオに足を踏み入れる。そこには普通ではありえないおぞましくも異様な光景が広がっていた。配信まであと僅か、探索者たちは無事に生放送配信できるのか??

 

 

凄い賛否分かれそうなシナリオでした。私は一回しか回せていませんが最高に楽しかったです!!!!

ハンドアウト(というほどじゃないのですが)としてうだつの上がらない、もしくは駆け出しの表現者だと良い感じとのことで、売れないトリオ漫才師が探索者になってくれました。

もうね、この話の意図をKPとRLが完全に納得し、恥ずかしげもなくできるかが重要ポイントでした。ラストでハスターがうごめいている中いかに素晴らしいパフォーマンスをして生配信を見ている人たちにハスターを見せずくぎ付けにできるか、これが全てなシナリオですよね。誘導するまでもなくPL全員が即それに気づいたので本当にスムーズでした。ラストシーンのダイス熱かったですね。トリオ漫才っぽくボケ、ボケ、ツッコミの順でダイスふってもらって、成功したらオッケーにしたんですが100ファンブルからのクリティカル連発でめちゃくちゃ盛り上がりました。漫才が世界を救うこともあるんですね。クトゥルフTRPG軽率に世界が終りかける。

でも結構設定が大味なので誘導も難しいところが多く(そもそもハスターがきてるところで生配信する発想に行かないことが多そう)、卓メンバーによっては壊滅的につまらない可能性が高い博打みたいなシナリオだと思いました。仲のいい人とお酒でも飲みながらやるのがいいね。

でもこれ有名な人たちが配信でやったらめっちゃ盛り上がると思う。誰かやってみてほしい。

 

 

 

気が向いたらつづく。